ご無沙汰しております
ご無沙汰しております。
黒子です。
悲しいことに、心振るわせる出来事というのは、己の経験に反比例して少なくなるようです。
「箸が転がっても可笑しい年頃」という格言は、なるほどの説得力を感じます。
その年頃でなくなってしまった私は「達観してしまった」だとか「若気の至り」という言葉で、仙人のカツラを被り評論家顔をしていたようです。
懺悔しましょう。
なにより、その達観したフリをした自分に対して
その達観したフリをした事で、感動すべき出来事を麻痺させる発言・行動をしたことを
仕切りなおしますが話題は「第81回春の選抜高校野球決勝戦」
結果はご存知だと思いますが
3年前の春選抜、横浜高校に対し甲子園大会最多失点差21点という雪辱を晴らすべき決勝の舞台に立った清峰高校(長崎)
21世紀枠、小気味良い戦法で勝ち抜いた知将小泉監督率いる利府を僅差で制し、決勝に駒を進めた花巻東高校(岩手)
(先攻)清峰高校vs(後攻)花巻東高校 (H21年4月2日決勝戦)
大会注目の右投手、今村(清峰)と大会注目左投手、菊池(花巻東)の投手戦が見物です。
ゲームセットの礼をした後、今村君と菊池君の両方は笑顔で抱き合い、その中で今村君は菊池君に何かをささやいていました。
そして、清峰高校の校歌を聞きながら、菊池君は流れる涙を拭う事なく夏に向ける決意を抑えきれず唇をかみました。
黒子