黒子!黒子!黒子!

2006/07/01

正の誤≠誤の正

こんにちは、黒子です。
昨今のフェーン現象のせいか最近、暑くなってきましたよね。
いやだいやだ。
私は暑い気候が苦手であります。

私は、他に迷惑をかけると落ち込む習性があり、暑い気温が私に苛立ちを与えると、他に迷惑をかける危険性を助長します。
よって私は落ち込みたくないので、暑い気温から逃げたいのですよ。
しかし、どこに逃げても暑いもんは暑いですね。
日本国内の季節が季節だから暑いのは「しかたが無い」と一言でまとめてしまうと、私が苛立つのも「しかたが無い」となります。
よって私が他に迷惑をかけるのも「しかたが無い」となってしまいます。
私が犯罪を起こすのも「しかたが無い」
「じゃあ、お前、極寒の地にでも行けよ!例えば木星の衛星(エウロパ)とか!」と言われるのですが、私自身がメンドクサイのでその意見は忘却します。
私は私自身だけの為に、他に迷惑をかけたくないので御座います。
しかし、私は他に対し迷惑をかけてしまっていると自覚していますので、なんとかイーブンパー(おあいこ)にしたいのです。
木星に行く以外の手段でイーブンパー(おあいこ)にしたいのです。
私が迷惑をかけている度合いを数値で「迷惑度100」と表すれば、その数値を相殺する「反迷惑度」「非迷惑度」「親切度」的な数値を100にする必要があるということです。
それでは「迷惑度100」を相殺する為に私は何ができるのでしょうか??

そこで今日のテーマを発表します。
「私は他に迷惑をかけてしまった場合、どのように挽回するべきか?」です。
野球で分かりやすく説明すれば「私が1点のタイムリーエラーをした場合、私は次の打席で何塁打を打つべきか?」です。


野球例:その1
「ソロホームラン」

1点の自責点は1点の打点と同じ価値だ、という考えだが、本来1点のタイムリーエラーは1点の損失+1つのアウトを取れなかった事への損失なので比較すれば1点の自責点=−1点+(−ワンアウト)しかし、1点のソロホームラン=1点となります。
よってイーブンパーにはなりませんね。
だからといって「ツーランホームラン」は、やりすぎかなぁと思うのです。
例えば、結婚祝いに「お酒」をもらったから、お祝い返しに「現金7万円」を渡す。
なんてなんだかカドが立ってしまいますしね。
だから「ツーランホームラン」はナンセンスなのです。


このように、私の損失「迷惑度100」をどのように挽回するかを下記に記したいと思います。

挽回手段:その1
「謝る」

「謝る」という行為は人間関係に於いて当然のコミュニケーションであります。
相手に失礼を与えたならば、まず謝罪というのがルールだと思いますね。
感謝を表す言葉は「ありがとうございます」
謝罪を表す言葉は「ごめんなさい」
と「しつけ」の一環だと感じます。
他にも
朝の挨拶は「おはようございます」
昼の挨拶は「こんにちは」
夜の挨拶は「こんばんは」
魅力的な女性に出会った時の挨拶は「一発やらせろ!」
失礼な女性に出会った時の挨拶は「カリを舐めろ!」
「最近、金欠で・・・」などと言う人への挨拶は「マグロ漁船に乗るか、自分の肝臓を売ってこい!」
と、どれも子供の頃に学ぶべき「しつけ」ですね。

しかし「狼少年」の異名を持つ私がいくら謝罪したところで全く信じてもらえないという現実を考えると、私が謝罪をすることでイーブンパーになることは難しいので御座います。
よって私は他の手段を考えなければいけません。


挽回手段:その2
「金を渡す」

迷惑をかけた相手に「金を渡す」という資本主義経済の中で最も分かりやすい手段ですね。
一見、ストレートかつインパクトのある(直接的で強烈な)手段だと思いますが、予想以上に効果的です。
しかし、「カネで解決、ぶぁい、やい、やい、やい、やぁー」的な手段は、カネを出すタイミングを1つ間違ってしまえば、たちまち中流階級意識を持った人たちの逆鱗に触れてしまうという危険性が潜んでいる事を理解しなければいけませんね。
ここで「カネの問題じゃないだろう!」と思った人は間違いなく中流階級意識ですよ。

しかし、私は相手の階級意識を洞察する能力をもっていないので、ベストな金額設定ができません。よってイーブンパーにすることは何かしらの訓練を受け、資格(ネゴシエイター2級以上)を取得する必要があります。それは私にとって難しいので御座います。
よって私は他の手段を考えなければいけません。


挽回手段:その3
「切腹する」

言葉の通りですね。
「いかなるものも人の命と比較することはできない」という日本人特有の宗教に似た思想を逆手に取った手段ですね。
一見、バカげた手段のように見えますが「死人に対して悪い事を言ってはいけない」
という特有の通説も助けて、非常に効果的な手段だと思います。
よって私は他の手段を考えつきません。




と、まぁ上記には冗談を連ねた訳なのですが、ここで本題に入りたいと思います。
私は冒頭から今までの文章で「煙に巻く」という手法を使いました。

今日の本当のテーマは「白と黒の危険性」です。
どちらかを肯定すればどちらかを否定しなければならないという寂しい現状を「あいまい」にする為にはどのような方法があるのかという事を私は昼夜考えているのです。

では、今回の文章でどの箇所が「あいまい」にされたのでしょうか??
親切な解説と共に紹介します。

(以下冒頭より引用)

>> 私は他に迷惑をかけると落ち込む習性があり、暑い気温が私に苛立ちを与えると、他に迷惑をかける危険性を助長します。
よって私は落ち込みたくないので、暑い気温から逃げたいのですよ。
しかし、どこに逃げても暑いもんは暑いですね。


まずここで「暑い」という言葉が多用されているのです。
この冒頭では読者の気持ちを同調させる為、読者が日頃感じている事などを分かりやすく、少ない言葉で表現しています。
そして「暑い」という言葉が一定のリズムを刻む事により、次に続く重要な言葉を打ち消そうとしているのです。


>> 日本国内の季節が季節だから暑いのは「しかたが無い」と一言でまとめてしまうと、私が苛立つのも「しかたが無い」となります。
よって私が他に迷惑をかけるのも「しかたが無い」となってしまいます。
私が犯罪を起こすのも「しかたが無い」


これが重要な言葉ですね。
ここが「暑い」から「犯罪を起こすのも”しかたが無い”」に変換された瞬間です。

「暑い」を肯定すれば「犯罪を起こすのも”しかたが無い”」も肯定されてしまうといった不思議なロジックです。
『敵の敵は「味方」である』と錯覚してしまう心理と似ています。
非常に危険な錯覚です。
続けて


>> 「じゃあ、お前、極寒の地にでも行けよ!例えば木星の衛星(エウロパ)とか!」と言われるのですが、私自身がメンドクサイのでその意見は忘却します。
私は私自身だけの為に、他に迷惑をかけたくないので御座います。


ここで、2人称の強意な発言を取り入れることによって先程の重要な言葉を隠しているのです。
さらに「木星の衛星(エウロパ)」などといった雑学的な言葉を取り入れることによって次の文章に進ませる技法を取っております。
そして最後の締めくくりが「御座います」と丁寧な表現で締めくくることによって、有無を言わせず完了したことをアピールしているのであります。


>> ここで「カネの問題じゃないだろう!」と思った人は間違いなく中流階級意識ですよ。


これは中盤からの引用ですが、軽く読者を誹謗することによりサブリミナル効果を狙っています。


真実が歪められ、虚偽と欺瞞と訝しさ。
キム・ヨンナム氏の狙いはバレていますよ。
なんだよ!最近になって顔を出しやがって!
欺きたいのか?
ただの刺客なのか?
DNAテクノロジーをナメんじゃないわよ。
キム氏による遺骨問題のコメント「日本は北と戦うきっかけが欲しいだけだと思います。遺憾です。」的な発言の意味が分かりません。
ウソです。分かっています。ウソの弁解ができるのはヨンナム氏しかいないからだと思います。
私は情報操作に屈しないように、日々警戒レベルを高める事に専念します。


最後になりましたが、私は北に対しこの言葉だけ伝えたい。

「間違ってはいないと思いますが、世界平和の手段を違った角度からも考えてみてください。お願いします」
「慈悲の精神」とか「国益を上げる為の海外での労働」とか「無駄な軍備拡張」など


「無抵抗主義の欠片でもいいから理解を示してください」





黒子