黒子!黒子!黒子!

2006/03/19

仕事、仕事、仕事

みなさん如何お過ごしでしょうか?



「どうも、きょんばんは(今晩は)西田 ひかるです。

改め、黒子です
よろしく

今回のテーマは「仕事」です。

土曜日の昼間だというのに、みなさん「仕事」だの「忙しい」だの「資本主義」だので全く汚れていますね。

誰も、オイラからの電話にデンワ・・・
はっはっは!うまいっ!

傍若無人!盲目婦人!
はっはっは!うまいっ!

怒り心頭!拝一刀!
はっはっは!俺とお前と♪大五朗〜♪ うまいっ!

ガーゴイル!ガーゴイル!
なはは・・・

インディペンデンス・デイ!陰部ペケペケですねん!
ぎょぷぷ・・・

俺の・・・俺の・・・俺の話を※PK!(クレイジーケンバンド風)


※PK(ピーケー)

(P)ペケペケ・(K)冠婚葬祭の略
          
       (黒子苑より)

えっ??一つ質問してもいいですか?
ペケペケって何ですか?
「アホか!そんなもんは感覚で楽しみなさいよ!王監督」

あぁ訳解らん!私の頭の中!そして涙!鼻水!鼻づまり!花粉症で鼻炎気味!
「脳みそ調べる為に一回黒子の頭の中をこじ開けて、すぐ閉じてみたいわ!」と母
(礼子)

「って閉じるんかいっ!」
と父(泰守)

「俺も閉じたいわ!」
と全く状況をわかっていないのに叫ぶ兄(和栄)


シマンテック社の社長に物申したいわ・・・
シマンテック社の幹部にも物申したいわ・・・
シマンテック社の社員にも物申したいわ・・・



「良い製品ばっかり作るじゃないですかーーーー!」ってね
なんやそれ??褒めてるんかいな!
「インターネットセキュリティー!」ってね
商品名かよ!
「ライク・ア・ハードレイン!」ってね
相川 七瀬かよ!

あぁ齢25過ぎる女になると夢見る少女じゃいられないのね
下世話な話に華を咲かせ・・・
sexだの、好きな体位だの、将来の夢だの、結婚観念だの、経済力のある男が好きだ

そんな話はもうたくさんよっ!ぷんっぷんっ!
足元見やがれ、このボケ!カス!獣人!
たかが120坪程度の土地を所有しているからって威張るなよ!
このペケペケ奴!
私なんて小学校3年生で、そんな下品な話は葬ったのよ!自制したのよ!
キャイーンのウド鈴木は小学校4年生で新聞を読破したのよ!
ちなみに、言うけどね私はね、女、子供にゃめっぽう強いのよ
女、子供の細腕に負けませんよ、成人男子の私は

よし、ほなら勝負しよか!
遠投で勝負や!
いにしえの時代から勝負事は遠投と決まっているらしいのよ

なんや貴様!50メートルぽっちしか投げれんのか・・・
話にならんわ
顔を卵黄で洗って出直してこい!

次、誰や??
なんや貴様も50メートル程度のボールしか投げれんのか・・・
そんな上腕三等筋では話にならんわ
顔をキム・ジョンイル風に整形してこい!
似てなかったらクビやぞ!

全く・・・どいつもこいつもバッタの死骸みたいな顔してからに・・・
骨のある奴はおらんのかいな・・・

次、次っ!
はぁ・・・??なんや貴様32メートルとは、しゃぶってんのか!
いやいや、なめてるのか!
話になるか、ならんかのどっちかやわ!
顔を、いんぐりもんぐりしてこい!
いんぐりもんぐりの意味さえ解らんのやったらクビやぞ!

もう全員クビっ!クビっ!クビっ!

全く・・・この中に※ホーナーみたいな奴おらんのかいな!
俺の現役時代は62メートルは投げられたぞ!
あの向こうにある鉄棒まで投げれたんやからな!
ウソやないぞ!ホンマのホンマやで!
今は肩を壊してるから投げられんけどな!(ごまかし笑い)


※ボブ・ホーナー
野球選手。1987年にヤクルトスワローズに入団。デビューの4ゲームでいきなり6本のホームランを打ちたちまち球界のスラッガーとして名をはせる。
背番号の「50」にはこれくらいのホームランを打って欲しいという願いがこめられていた。


                  (黒子苑より)

ごめん・・・
コーチ(俺)が悪かった!
言い過ぎたよ
そんなにコーチ(俺)の事を責めないでくれ
コーチ(俺)が全部悪かったよ・・・
でも、みんなの事を思って厳しく言った事は解ってくれ
たのむ・・・
みんなコーチ(俺)の事を許してくれるか?
本当に許してくれるのか?
そうか、そうか許してくれるのか・・・


お前たち・・・(涙)
本当にお前たち・・・(全員涙)
・・・



















「まだまだ、いんぐりもんぐりやな」






「あとがき」
この作品を通じて作者が何を伝えようとしているかと言いますと
私が本日(3・18)をもって少年野球チーム(春山フェニックス)のコーチに任命
されたという報告であります。
さらに私は経済力のある男になる為、仕事をしたいという願望であります。
そして、私は繊細な人間なのであまり責めないでやって欲しいというお願いです。



ホーナーの9回裏、逆転ホームラン!ほな、さよなら!




黒子

2006/03/15

脳死判定

みなさんこんにちは、いかがお過ごしでしょうか。


「どうも、きょんばん(今晩)は、幸田シャーミーです」

改め、黒子です。
よろしく

今日は「脳死」という実に珍しく真面目なテーマで書こうと思います。

みなさん※「脳死」という言葉は御存知でしょうか?


「脳死」{のうし}

※脳幹を含めた全脳機能が完全に失われ再生不能となった状態。
脳死をもって「人間の死」とみなす見解もあるが、一致をみない。


                      (黒子苑より)


何故、今回この「脳死問題」について取り上げたかといいますと
1.脳死判定基準があいまいな為、どこからどこまでを「脳死」と判断するのか?という疑問
2.「脳死」状態にある人物を「人間が死亡している」と判断してもよいのか?という疑問

以上の2点

数多くの辞書で「脳死」を調べてみても不透明でよくわかりません。
私たちは何を「生」とし何を「死」とするのか?
又、私たちは何を「生」とし何を「死」とすべきか?
地球規模の幸福とはいったい何なのか?
私たち民間人に必要な知識と教養は?
その知識と教養を義務教育に取り入れるべきか否か?
さらにその知識と教養は全ての国に対し誤解なく浸透できるものなのか?

今日の日本国では、この「脳死問題」について一応の法制化が済んだ事もあって最近では新聞やニュースで取り上げられる事も少なくなったように思います。
しかし、各国では(もちろん日本国でも)賛否両論で未だ決着がついていないようですね。
では、そもそも「死」とはどのような状態を指すのでしょうか?
医学的に「死」の判定基準は、三点死と呼ばれます。
「瞳孔反射の停止」「呼吸の停止」「心臓の停止」の三点
この三つの兆候が確認された時点で確実に「死」という状態にあります。
一方「脳死状態」とは「脳は機能していないが、身体は生きているときと変わりがない」という状態

よって「北斗の拳」で有名なケンシロウの台詞「お前はもう死んでいる」
とありますが医学的観点から「死」を定義すれば間違いだとも言えます。

「お前は、まだ瞳孔反射の兆候もみられるし、呼吸停止の兆候も見られないので厳密に言うと死んでいるという表現は正しくないのだが、私の見解では数秒後に死亡に至ると思われる。しかしながらこのような長々とした台詞は複雑かつ読者の購買意欲を削ぐのではなかろうかという私自身の考えもありますので、誤解を恐れずに発言させていただけるなら(お前はもう死んでいる)とあえて言いたい。しかし、これは私個人の意見であり万人全てにあてはまるとは言い難い。飽くまで私なりの比喩として御理解いただきたい」

という台詞が正しいのではないのでしょうか?

しかし、宗教や思想の違いで「死」という認識自体が違っている事がこの問題を複雑にさせます。
かの有名な哲学者プラトンは「死とは肉体と魂の分離である」と唱えました。(イデア論より引用)
輪廻転生、リインカーネーション、再来などの回帰を主としている人たちにとっての「死」とはいかなるものか?
観念論を主としている人たちにとってこの「脳死問題」の結論を書いてもいいものだろうか?

そんな考えが私を悩ませるのです。

しかし、ある程度の結論に達しなければ「無意味」と判断される日本国の風潮加えて「悩んでいる」という結論では納得しない読者に対し私は何を表現できるのか・・・?



じゃあ私なりの考えをぶちまけてみたいと思います。


「脳が死んでしまったら、考える事も動く事もできないので死んでいる事と同じではなかろうか」
「思考、行動ができなくなった人体は、ただの死骸だ」
「脳の死」イコール「人間としての死」
よって私はドナーカード[臓器提供意思表示(ぞうきていきょういしひょうじ)]に
「死んだら全ての臓器を差し上げます」
と直筆のサイン入りで携帯していました。
自分が「脳死状態」になるという事は「私は死んでいますので、焼くなり煮るなり好きにしてもらって構いませんよ」
というコミットメントだったのです。
私の事を唯物論者+無神論者だと思っていただいて結構ですね。
私は、科学と化学に通じる研究をしていたこともあってオカルティックな現象やモノを全否定する側の人間なので生まれ変わりなどは全く信じていません。
ビックフット・チュパカブラ・イエティ・雪女・ネッシー・ジャージーデビル・キメーラ・メデューサ・イエティなどの想像上の生物にも全く動じませんし、黒魔術・輪廻・再来・霊魂などのまやかしにもドントムーブですね。
異星人によるインプラントも然り、UFOの目撃情報や異星人との遭遇などで一躍脚光を受けたロズウェル事件(1947年7月4日、アメリカ合衆国ニューメキシコ州ロズウェル(砂漠地帯)に未確認飛行物体が墜落した)なんぞも眉唾だと思っています。

ははは!勃起すらしないね!私の息子もドントムーブ・トゥー!
言い換えれば「ビタどまり」

さらに「キリストの再来」なども全く信じていません。




そこで、私は「アナーキー・イン・ザ・JP」の歌に合わせて宣言します。

「私は〜♪ 反キリスト教です♪」

「私は〜♪ 無政府主義者です♪」 

続く・・・



歌:黒子 like a 阿呆鳥のスライディング



しかし、最近めっきりと「臓器提供ドナーカード」を見なくなりましたよね
以前は最寄のコンビニエンスストアなどでよく見かけたのですがなぜないのでしょうか?
さらに何故「脳死」と「死」とを分ける必要があるのでしょうか?

えへへ・・・
なるほどね
わかっちゃったよん
ぐふふ・・・(笑)
さては陰謀だな・・・


要は「脳死」とは名ばかりで「臓器維持装置」として人体を利用しているだけだな
すなわち現在の医療技術では人工生命維持装置が上手に機能しないから、どうしても
生(ナマ)の臓器が必要なんだな
ちきしょう
医者め!政府め!原哲夫め!
うまいこと考えやがって!
ははん
いいあんばいに臓器を保存できねえんだろう!
だから人の体を使って保存しようって魂胆だな!
やろう、俺に暴かれたからカードを隠しやがったな!
「せめて俺が生きている間は社会の役にたてないから死んだあとせめてもの償いを・・・」
と思って臓器を献上しようとする俺をコケにしやがったな!



ならやらん!

俺の臓器はやらんよ

断言するね
はい、ドナーカードは一旦丸めてケツの穴に入れた後
細かく千切って
バターでコンガリと炒めてやる!
鼻腔をくすぐってやる
ほうら、食べなさいよ
若いのだから
小女子(こうなご)を食するように
パクパクと啄みながら食べなさいよって
ほうら私のドナーカード[臓器提供意思表示(ぞうきていきょういしひょうじ)]に群がりなさい
食しないと死んじゃうよ
食べないと臓器を構成できませんよ
でもねそのカードは微かにツーケーの風味が漂っていますよ
ふふふ・・・


マスコミュニケーションによる情報操作に私は屈しません。

ただ私は困っている人を助けたいだけなのに・・・
悪知恵の働く人間に搾取されるのはもうたくさんだ!


ここで一つ「詩」を紹介します。

「慇懃・オブ・ジョイトイ」


世界平和の為に募金をひとつ

恵まれない子に愛の手をひとつ

ピナトゥボ火山噴火に支援をひとつ

全て策略だ

陰謀が見えたり、見えなかったり、見にくかったり、見てみたり

金銭の回し合いはもうたくさんだ

お前が浮けば

俺は東尋坊に沈んでしまう

沈まない為には

慇懃無礼

ノールックで慇懃無礼



              by  黒子 like a イボ猪

分かり難いので、この「詩」の説明をします。

自分の行動が他人や地球に損害を与えているのではないか?
という風に自問自答を繰り返す必要がある。
しかし、そんなことをいつもいつも考えていたら病気になったり
精神が弱ってしまうので、隠し事をせず
自分を※慇懃無礼だと認め、公言したらいいじゃないか
という意味合いです。




[あとがき]

今回の文章に一部、誤解を招く表現が使われていたことをお詫び申し上げます。
読者のみなさまにも不快な思いをさせてしまいましたら、この場を借りて重ね重ねお詫びを申し上げます。
そしてファンのみなさんには感謝の念でいっぱいです。いつも御声援ありがとうございます。

「慇懃無礼」{いんぎんぶれい}

※表面は丁寧で礼儀正しいように見えるが、実は尊大で無礼なこと。また、そのさま。慇懃尾籠(いんぎんびろう)。「—な態度」


                           (黒子苑より)


「私は〜♪ 慇懃無礼です♪」

「私は〜♪ 無反省主義者です♪」    

続く・・・



黒子

2006/03/01

『大東亜共栄圏』へのコメント

極東最前線:『大東亜共栄圏




「家族愛」



みなさんこんにちは、ファンタジー小説作家の黒子です。
ご機嫌いかがでしょうか?
最近、このブログが人気らしいです。
私自身あまり流行やら人気やらというものがあまりが好きでは無いので
あまりアクセスしないようにひとつお願いします。
一部のマニアックなファンのみがひっそりと楽しんで頂く為に書いていますので
悪しからず・・・

本日は「家族愛」というテーマで書きたいと思います。
私は最近「黒子も親父に似てきたなぁ」なんて事をしばしば言われるようになってきました。
若干嬉しいのですが、正直照れてしまいますね。
私の産みの親であり、私の人生において多大なる影響を及ぼした父
父という人間を語る時、ただ「偉大」としか表現できない自分の語彙力に嫌気が差しますね。
それぐらいに私は親父の事を尊敬しているのですよ
そんな親父も老いと昨今の寒気団のせいで「風邪」なるものを患います。
私は心の底から「風邪などひかずただ長生きして欲しい」と願うのです。
これが「家族愛」というものでしょうか・・・
私にはそんな気がします。



さて、巷では「風邪」と呼ばれるおぞましい病気が蔓延しており大変な惨事を招いていると聞きます。
一部の地域では、この広範囲にわたる「風邪」の原因は北朝鮮政府の陰謀と囁かれています。
しかし、私は違うと思います。
みなさんくれぐれも「風邪」なるものには充分気を付けてください。


その昔、私の父親が教えてくれました。
「風邪」とは「肉体と精神を破壊する病気」だと
幼少時代の私は「風邪」とは大変恐ろしい病気なのだと認識しました。

でも、ウチの親父もオーバーですよね。
たかが「風邪」ごときが「肉体と精神を破壊する病気」だなんて・・・
笑っちゃいますよね
しかし、小さい頃の私は父親の言葉を本気で信じていましたから
風邪気味の時(38.9℃)でも"精神を破壊されていない"という事をアピールするために
「俺は風邪なんかひいていない!正常だ!」なんてことをムキになって他にアピールしていました。
かわいいですね、私
ただ普通の人間に見られたかったのですよ、当時の私は



私は小さい頃より現在に至るまで親父から
「女子高生のパンティーは盗撮するもの」との洗脳教育を何度も受け続けています。
家族団欒の夕食にて「女子高生のパンティーを今日も撮ってやった!」と豪語する父
今年で齢57
私の母親は頭を抱えている。
昔の母は「子供の前でそんな話をするのは止めてちょうだい!」と泣き叫ぶ時がしばしばあった。
私は親父を崇拝していますので母親の言葉なんか気にもとめなかったのですが・・・

私の父はパチンコで24連敗中という輝かしい記録を持っている。(現在更新中)
日本一の輝かしい連敗記録を引っさげてトリノオリンピックで金を狙っていたのか?
不明

偉大なる親父にしか解らない


パチンコ台に座るや否や1000円札を投入しハンドルを思い切りひねる
俗にいう「右打ち状態」
私は後ろでじっと眺めていた
同じ軌道を描いて消えていくパチンコ玉が切なく見えるのは私だけだろうか?
流れて消えるパチンコ玉は親父の涙だと私は信じたい
寿命という勝ち目の無い相手を必死で受け入れようとしているのだ
急に命の「終わり」がくるとショックが大きいから、小さな「終わり」をかみ締めているのだ

親父は両隣に座るおばちゃんと若者から
「もっと(ハンドルを)弱めた方がいいよ」
と言われているが、毎回親父はハナクソをほじりながら完全無視を決め込んでいる。
「ふてぶてしい」という表現がぴったりとあてはまる
よく見ると、ハンドルがぶれないように、ハンドルの隙間には500円玉がガッチリと挟んである。
私は驚いて、眼を疑った
これでハンドルを動かないように固定しているのだ。
なんの為に??
当然、16000円の投資をしてみてもルーレットが1回転も回っていない。
隣の台は華々しいリーチアクションと共に高揚している
その隙に親父の台は、なんとも寂しく鈍い金属音だけが単調なリズムを刻んでいる

客観的に見れば、お金をドブに捨てていると思われがちだが
私には親父からのなにかしらのメッセージだと信じたい


「今日も16000円負けた」
と呟き、悔しそうに食卓テーブルを小刀で削る父
「ガリリッ・・・ガリガリッ・・・」という独特の響きが生々しい

精神障害を患っているとも思える親父の「言動」「行動」を私だけは理解したい
しかし理解できない
少年時代の私は親父の言動を理解できなくなり
「途方にくれてしまいたい症候群」にかかっていましたよ
まだまだ未熟ですねぇ・・・
ただ虚無感


なるほどそうか・・・!違うんだ!
父は「風邪」という名の「肉体と精神を破壊する病気」を患っているのか・・・!
本来、親父は心身共に正常で健康なのだが
「風邪」を患っているばっかりに突飛とも思われる「言動」「行動」を取ってしまうのか。

野郎畜生!
「風邪」め!!!
親父の弱みに付け込みやがって!
いい気になるなよ!
俺の親父は無敵だぜ!
ナメンナヨ!

そんな事を私は考えていたのだが
私の父は昨日「北朝鮮への亡命を真剣に考えている」と言いだした。
私には全くもって理解できない

なぜこの時期に北朝鮮??
今、モメてるやん
親父さぁマジで死ぬよ

私は「親父を説得したい症候群」にかかりそうだ

親父を信じたい
しかし、信じられない感情が私を貫く

いやいや、もっと親父を信じてみよう!
受け入れてみようではないか!


まぁそれが「人それぞれの価値観」「父の人生」というものかなぁ
いつでも人間というものは自分の価値観だけで物事を考えてしまうから問題が起こるのだ
もっと相手の気持ちに立って考えてみましょうよ!
ほんと人間っていうのは利己的な考えしかできないのね
私自身、親父を受け入れるキャパシティが小さいのだ
おそらくそうだろう・・・私のキャパシティの問題だ
親父は正常だ!
全ては、私達が受け入れられないのが悪い


しかし、ここで一つの全く違う角度からの仮説が生まれた





「親父は経済効果を狙っている」



なるほど!
私の父はお金をドブに捨てている訳ではなく、あえてパチンコ屋に利益を出させているのではないか!
確かに、現在の日本国民は「お金の使い渋り」が顕著で
一般預金が多すぎる故に国益全体を停滞させていると新聞で読んだ事がある
『お金を使わない→働かない→貧しくなる→預金する』
この悪循環の改善を実践しているのかぁ!
やっぱり私の親父は、すばらしいね。
政治家が悪い!不景気が悪い!と周りに原因を求める事無く
自分に何ができるのかを性格に把握し、実践する行動力
実に魅力的だ!
己の損得は二の次に考えているようだ
現在の日本国における資本主義経済という枠の中でベストな働きをしている親父
できれば党首討論で堂々と討論を繰り広げて欲しいものだ
年下の会長から「ララバイ党 党首 黒子泰守君」なんて呼ばれても気にせず堂々としている
自民党と民主党の茶番を見ているより
よっぽど実のある討論ができるのではないかなぁ
私はそう確信していますよ
やっぱり私の親父は見ているレベルが違うっていうか、スケールがデカイ事を平然とやるからね



さらに現在の親父は天才に磨きがかかっていますよ
スイートコーンってあるじゃないですか
缶詰に入っているサラダとかに使うやつね
それはいいんだけど
あの残り汁を集めて
焼酎と割るのよ
そうそう「焼酎のスイートコーン汁割り」ね
焼酎とスイートコーンの汁の割合が1:1ぐらいだから
どぼどぼと入れているわけよ
汁は大きめのコップ3杯分ぐらいあったので
おそらく以前からがんばって貯めていたのね
そういえば最近、スイートコーンを使った料理がやたらと多かった気がする・・・
あぁ・・・努力家ですね
マリナーズのイチロー選手は怪我を防止する為に
毎日1時間半のストレッチを欠かさないらしいけど
負けてないよ 親父

俺は飲まないけどね・・・

「飲まないって!」

「親父!俺は飲まないって!」

「変な飲み物は勘弁してくれって!」

「そんなに怒らなくてもいいじゃんかよぉ!」

私は甲高い声で叫んだ。

私が「焼酎のスイートコーン汁割り」を拒否しようとすると親父は小刀の刃を上に向けて
今にでも私の内臓をえぐろうとしている
親父の重心が低いので本気だ
どっしりと腰が安定している
ジリジリと間合いを詰めてくる
じっくりと私の目をみている


飲まなければ殺されるようだ

「わかったよ!わかったから、それ(小刀)をしまってくれ」
と私

「自分の価値観と先入観だけで否定するな」
と親父
親父の声のトーンが落ち着いているので突発的に出てきた言葉では無さそうだ・・・

私は渋々、やや黄色に濁った飲み物を口に含んだ・・・

ややや・・・
「こりゃ意外にうまいじゃありませんか!!」
もう一口・・・
「絶品ですね!」「なによりコーンの旨みが焼酎の味を邪魔していない!」

その日は兄も母も父も私も家族みんなで「焼酎のスイートコーン汁割り」で酔っ払いました。
家族全員寝静まった夜中
私は一人ベッドの中で「今日親父が何を伝えたかったのか」を考えました。
親父の言葉にもあった通り
「自分の価値観を絶対だと思う事なかれ」
という事だと理解しました。

「焼酎のスイートコーン汁割り」にしかり
「女子高生のパンティー盗撮」に関していえば
「理性にとらわれず、本能の赴くままに行動をしなさい」
「しかし、法律は守らなくてはいけないのでおおっぴらにはできないよ」
という教訓でしょう。

「パチンコの右打ち」に関していえば
「誰かが社会を変えてくれると思うのでは無く自分に何ができるのか考え、そして行動しなさい」
との教訓でしょう。

あぁ・・・親父の偉大さに比べ私は、なんてちっぽけな考えしかできないのだろう
あぁ・・・眠れない
自分のキャパシティの小ささに眠れない・・・

そんなある夜中の2時半・・・
誰かが私の部屋の扉を静かに開けました
「ススゥーーー」
そして息を殺した人間が私の部屋に入ってきたようです。
「誰かな??」
私は目を開けた瞬間驚きました。
とっさに身体を捻って攻撃をかわしました。
小刀を振りかざした親父が私を刺そうとしていたようで
私の横腹から15cm程度離れた所にざっくりと小刀が刺さっていました。
毛布が裂けたようでビリリと鳴っています。

その後ろで兄と母がニタニタと笑いながら
暗闇でもキレイに撮れるナイトスコープ付きのデジカメで撮影していました。

あはは・・・もう笑うしかない
あはは・・・勘弁してくれよ

まさか「いかなる時も気を抜くなよ」との教訓が言いたいのか?

あはは・・・涙が出てくるよ




黒子


投稿者: Anonymous 、ブログ名: 極東最前線、日付: 2/28/2006 04:03:31 午後