黒子!黒子!黒子!

2006/01/29

『迅速に果敢に』へのコメント

極東最前線:『迅速に果敢に



私は何もない部屋に友人と2人でいた。


あぁ忙しい、忙しい

あくせくとしながら私は整理している

ウンザリとしながら、たまに溜息をつきながら・・・

「何が忙しいのですか?」って?

何がって見たらわかるでしょう!ファイル整理ですよ。
なかなか見つからないんですよ。目当てのファイルが。

「あぁこんな事ならマメにファイル整理しとけばよかったなぁ」
とまた溜息をついた。

そうです。

私は、探し物をしているのですよ。

頭のパソコンと3時間も向き合いながら、いよいよ発狂しそうになる自分を戒めながら、あのファイルを・・・


「どこにいったのだー?ここに入っているのかな?」
なんてことを口走りながら、一つ一つのファイルを確認している。


「何のファイルを探しているのか?」って?

「あの子だよ」
と私はウザそうに短く言った。
それからしばらく沈黙が続いた・・・



私には、ある「能力」がある。その友人はその事を知らない。

今となったら猫も杓子も持っていた「能力」なので、すでにこのことを「能力」だとも言わなくなったのだろうが・・・
最初は、世界でただ一人、私だけが持つ「能力」だったのだ。
そして現在も一人しか持たない。

その「能力」とは新聞などでお馴染みの「ピックアップ&テレポーテーション」だ。

最近では「ピッテレ」と略された名称の方が、分かり易いのかも知れませんが・・・
「ピッテレ」とは女子高生が呼び出した名称だが、私は「なんともかわいい呼び方だなぁ」と悲しさを感じる。
地方では「ピックポー」と呼ばれているようで、間抜けだ。
「呼び方ぐらい統一しやがれ!」と思ったこともあるけど言わなかった、我慢した。


当時の私は、その「能力」に対し名前などをつけてはいなかったが、なんとなく「クリック」とか「ひと時」とか呼んでいた。

なぜそのような呼び方をしているかというと、頭のパソコンをワンクリックするだけで、ファイルの中に入っている人を呼び出す事ができるからだ。

私は、その「能力」があることに気づいたのは
たまたま、野球場でビール売りのアルバイトをしていたお姉さんを
「持ち帰りたいなぁ」と祈ったあの日だ。

そして、誰もいない家に帰って「あのお姉さんよかったなぁ・・・かわいかったなぁ」と悶々と1人で2時間ぐらい考えていて「おやおやこんな時間だ!明日の仕事の用意しなきゃならん。」「こらっ!仕事モードに切り替えだぞ!黒子め!ウツツを抜かしている場合じゃないぞ、目を覚ませバカヤロー!」と自分の頭を右手で思いきり叩いた時に起こった。

そんな、ある夜の0時・・・

ブイイン・・・ブイン・ヴィン

と鈍い音と同時に頭のパソコンに電源が入ったのだ


瞼の上の方には画面らしきものがある。なんだこれ??
旧型のマイコンのような緑色の文字が点滅している。

真っ黒な画面の中に、緑色の文字

「福井:H18/1/29」

なんだこれ?と思った瞬間←(矢印)が出てきた。
なんともびっくり。
頭で考えた通りにその矢印が動くではないか!!カーソルだ!

子供がマウスをもて遊ぶかのように、頭の中のマウスをグルグル回していた。楽しかった。
しばらくして、さすがにその遊びにも飽きてきたので、私は矢印を「福井:H18/1/29」にあててみたのだ、
黒と緑が反転したので、私は「何かのデータなのか・・・」と薄々気づき始めた。あぁ、なるほど地名と日にちを表示しているんだな。

そして、クリック

「かちり」

ピョイーン・・・・・・・



と激しい光と共に人間が現れた。

なにが起きたのかよくわからなかったが、私は「ごめんなさい、すみません、ごめんなさい」と平謝りしました。(黒子はびっくりすると平謝りする習性がある)

よくみるとその人間は、さっきのビール売りのお姉さんではないですかぁ!!アルバイト用の制服を着ていないので、わかりませんでした。それにそこまで可愛くなかったので。(内心なので言葉には出していない)

2人とも驚いていたのですが、私の方から「はじめまして、黒子です」と勇敢で間抜けな挨拶をしたんですわ。
「制服を着ていない売り子なんぞに臆することなかれ!」ってな感じで堂々と挨拶したよ私は

そしたら「は・・・はぃ」とお姉さん

明らかに怯えている様子

怯えていますし、話する事も特に無い。うーーん・・・
彼女は寝巻き姿でお金も持っていない様子、住まいを聞くと若杉の方に住んでいると言っていたので・・・タクシー代を渡してさようなら

1時間後には「電話番号ぐらいきいておけばよかったかな」と相変わらずの下心

「いやいや下心なんてどうでもいいや。」

「はて・・・?なんだったのよ今のは・・・」

そんなこんなで「ピックアップ&テレポーテーション」という能力を手に入れたのです。もしかしてもともと「能力」があったのか、否かは未だ不明ですが・・・。

分かり易くパソコンで説明すると、街角で出会った人を保存して自由に表示できる。携帯電話で説明するとコピー&ペーストだ。

それからというもの私はこの「ひと時」に没頭していた。まずは友人から「ひと時」した。
あの時の説明は大変だったね。友人もパニックになっちゃって。状況を分かってもらうまで、理由を説明したし、私の頭がおかしく無いことを理解してもらうまで2日かかったね。もちろんこの「能力」のことを友人には口止めしたけど。

『ふぅぅ・・・こんなことやっていたら状況説明だけで一生を費やしてしまうので、もう「ひと時」は辞めよう。』
と決心したが5日で断念!無念!

私の下心は留まる事を知らないのか!
片っ端から、かわいこちゃんを「ピッテレ」していた。(「ひと時」というとイヤラシイからあえて一般的な「ピッテレ」と呼ぶ。
誤解されると嫌だから説明するけど、ボディータッチ無しね。
たまには、ボディータッチしたい衝動にもかられるけど我慢するのよ。
それは、私が私自身に決めたルールだから。

ちょっぴりルール違反するけどね。ふふふ・・・

そして「ピッテレ」した相手には少しだけ話をして「君は疲れているんだよ。お家に帰りなさい」とか「全て忘れなさい、夢をみたのだよ。」という優しく帰してあげることで、表ざたになる事を防御していた。
こちらの連絡先を教えない事で相手からのコンタクトを取れないようにした。

そして私は、知らず知らずの内に暗黙の「ピッテレ」ルールを作っていた。
1.性的関係を持たないこと
2.帰りの交通費は出してあげること
3.おおっぴらにしないこと
4.名前を教えないこと
5.相手には優しく接すること

しかし、私が私自身に作ったルールのせいで制限されることが多い事にすぐ気付いた。
(愚痴)
私、旅行が好きでねぇ。
一つの場所に留まることができないのよ。
だから、旅行先でピッテレできないのよ。帰りの交通費かかっちゃうから・・・お金なくなっちゃうから。
あとね、球場とか駅とか遊園地とか人がいっぱい集まる場所は県外の人間が多いからリスクが大きいのよ。以前「ピッテレ」した女性が鹿児島の人で、鹿児島までの交通費を出した事もあるし、肌のキレイな人だなぁ・・・と思って「ピッテレ」したら韓国人だった事もあって飛行機代やらなんやらで貯金をほとんど使いきってしまった事もあるんですよ。


その後「ピッテレ」は地域で噂にはなったが、大半の人は信じていなかった。
まぁいいや・・・こっそりとバレない方がいいだろうと私は思っていたが。私の考えは甘かった。

というのもこの「ピッテレ」が爆発的に広がったのだ!

後から分かったことなのだが、この「ピッテレ」にはイロイロな特性があるようだ。


特性:
1.「ピッテレ」された人間は「ピッテレ」できるようになる
2.「ピッテレ」した人間は「ピッテレ」された人間の帰りの交通費を出してあげなくてはいけない
3.「ピッテレ」した人間①が死んだ場合、その人間①から「ピッテレ」されたことのある人間②は「能力」を失う。そして人間②から「ピッテレ」された人間(不特定数)も「能力」を失う
4.一度「ピッテレ」の「能力」を失ったら、二度と「ピッテレ」できなくなる&「ピッテレ」されることもできなくなる。

と私が知っているだけでもこんなものだが、もっとありそうだ。


よって1の特性にまず、マスコミは喰いついた。
「ピッテレ」された人間は「ピッテレ」できるようになる
ということで私は「ピッテレ」する度に『「ピッテレ」してくれてありがとう』という感謝の言葉を毎回言われるようになってきた。


あぁ・・・結局みんな「ピッテレ」したいのかなぁ・・・?と、なんとも複雑な気持ちになったのを今でも覚えている。



そして3の特性からすると
「ピッテレ」した人間①が死んだ場合、その人間①から「ピッテレ」されたことのある人間②は「能力」を失う。そして人間②から「ピッテレ」された人間(不特定数)も「能力」を失う
ということで『私が死んでしまうと「ピッテレ」全てがなくなる』とのことで私は現在に至るまで、陰鬱な感情なのですよ・・・


世界でも私は当然の有名人になっていた。
毎日毎日、合コンのお誘い電話が携帯電話のバッテリーを空にした。
なあに・・・なにも私がモテている訳ではありませんよ。
「能力」欲しいのですよ。


みんな「ピッテレ」できるようになりたいだけなんだ!

だからにじり寄ってきているだけなんだろ!

このハイエナ達が!

帰れ!


って言っちゃうと、場がシラケルから我慢した。

ある合コンでこんなことがあった。
酒を飲んだ勢いで私は「自害しちゃうぞ」と可愛く言ってみたら・・・

みんな真剣に「死ぬのはやめろ!」「死なないで」

って言うんだ。真剣に
私は「生きているのでは無く、生かされているのだな」と感じて寂しくなったのを覚えている。





と、そんなこんなで現実に戻った。
結局、お目当てのファイルは見つかず。

そもそも、何を探していたのか?どうでもよくなった。

最近のニュースは「自殺しました!彼女も自殺しました」とうるさい。
どうせ私がテレポートした人間の一人だろう。
わかっているよ。
でも、私が殺した訳ではない。

ピックアップしただけでは、死なないがテレポートすると自殺するらしいな。
私には薄々分かっていたのだが・・・
「能力」を持つものは、誰でも同じ行動を取るのかなぁ・・・と少し残念な思いだ。
「みんなおなじだ・・・」

そして私は未だに「テレポートしても自殺しなさそうな女性」をピックアップしている。



ふらふらとあなたのまちをあるきながら・・・







偉大なる極東さんへ

私は、そんな感じで街を歩いていますよ

ゆっくりと堂々と

そして、私から逃げ惑う人に

目的を与える為に・・・





黒子



投稿者:
黒子 、ブログ名: 極東最前線、日付: 1/29/2006 06:45:05 午後

『ライフ・デザイナー(指図する人間)』へのコメント

極東最前線:『ライフ・デザイナー(指図する人間)



こんにちは、リポーターの黒子です。


と、いきなり「リポーター」になってしまいましたが、深い意味はありません。

ただ今回の内容が「コメントではないんじゃないかなぁ」と思いましたのでリポー ターと名乗っています。

今日の午前中に私の周りで起きた出来事を紹介するコーナー

すなわち私のルポです。

そうです!いわゆる報告




今日の午前中、私は上司から灯油を買ってくるように命令され車で出かけました。
しかし、昨日から気分が重い。

なんだろうこの重圧は・・・ん?懐かしい?????

そうですよ。あれですよ。あの状態です。




「鬱」

きちゃいました。

あぁ・・・「きちゃいました。」ってコミカルに表現していますけど、結構辛いんですよ。タイヘンナンデスヨ。 冷たい目で見ないでくださいよ。

うつ病の人と対峙するときは、注意が必要です。
勿論「がんばりなさい」などの声かけはタブーですし「来月の目標はどうしようか?」などの未来を暗示させる声かけもタブーですね。 基本ですね。私個人に関して言えば、他人から怒られる事も危険です。危険というのは、勿論、私自身にでもありますが、相手にも危害が加わる恐れがあるので危険ですよ。くれぐれも、扱いには注意してくださいよ。


車中では、極東さんの「苛立ちは現代の伝染病だ」のコメントに書いてあることを 悶々と考えながら運転をしていたので、周りが全然見えていない状態
私、正気を失っている
すなわち危険 


私は車で左に曲がろうとしたところ、自転車で横断歩道を横断してくるオバサンを轢いてしまいそうになりました。 あらら・・・

「キキキキーーーーーッツ!!」 っと自転車のブレーキをならしやがる。

「あぁ・・・マッタクうるせえなぁ」 「コッチは急いでるんだよ」と思いました。全然急いで無いけどね・・・えへへ うっとり








「アンタ!轢く気かぁ!!!!」

と、オバサンの怒号に、正気に戻った私は 「ごめんなさい。すみません。ごめんなさい。」

などと平謝りです。




でもね、よく考えたらなんで謝ったんだろう??? 「俺が悪いのか?」 「こんな状態の俺に車の運転をさせる上司が悪いんじゃないか」と思いましたので

「俺は悪くない」という結論に達します。

客観的に自分を見てみて「周りに責任転嫁していないか?なぁ黒子」と自分自身に問い詰めて、考えてみても
さて・・・?私には罪の意識が全くないので「やっぱり自分は悪くない!」とい
う結論に達します。 へへへ「俺は悪くない」

ここで一つの疑問と結論が出ました。
というのも
疑問:「俺が悪くないなら、俺は正気なのではないか?」
「俺以外の人間が正気じゃないからダメなんじゃないのか?」

結論:「俺が過食症なのは、俺以外のせいだろう」「俺の下腹部についたぶよぶよの脂肪は、社会が作ったものだからしょうがない」
とね、当然だね。

そんなこんなでフラフラと目的地に到着しました。 ガソリンスタンドですよ。 外は寒いのでセルフのスタンドは避けて、わざわざ店員さんが給油してくれる所まできました。
私の脳は賢いですね。危機管理能力がもともと発達していますから・・・
「寒さから回避する智恵の集合体」すなわち私。



とまぁ、うっとりと自分の万能さを自覚し、いわゆるひとつの悦状態で気持ちよくスタンドインした訳ですが・・・
ここから事件は起こったのです!

停車した瞬間、店員がいきなり後部座席のドアを開けやがった!

そして、おもむろにポリタンク6個を取ろうとした。

ここまでされたら黙っていられませんよ!

温厚な私でもそりゃ怒りますよ!

お前は医者か!

お前は医者でも無いのに俺の口をこじ開けて検査するのか!

何様だ!

お前がそんなに偉いのか!

俺の皮膚をめくるなよ!

刺激が強いだろ!



てな状態ですわ。

あぁ・・・可笑しいのは俺だな・・・
ふと今、気づいたよ。
別に店員さんは悪くないね。仕事をしているだけだもんね。

でもね、その時の私としたら、心の中に土足で入られたような気持ちだったのよ。耐えられなかったのよ。熱くなっちゃったわけよ!
ちょっと過敏ですね。

でもね、その時の私はね
「勝手に開けんじゃねえ!!何様だ!!」なんて事をオバサン店員に大声で言っているのよ。

でもね、その時、俺は店員に説教してやったのさ!
「このスタンドは社員教育がなってないなぁ・・・俺が教育してやるよ!よく聞けよ、オバサン!普通なぁ、たとえ後部座席にポリタンク積んであっても
店員:『いらっしゃいませ(笑顔)今日は寒いですねぇ。本日は灯油ですか?当店ではスタッフが給油をさせて頂きますので、しばらく車内でお待ちいただいてもよろしいでしょうか?』
俺: 『あぁ・・・ありがとうございます。助かります』(給油してくれるシステムは知ってるが、あえて言わない。我慢する)


だろ!

「勝手に開けやがってこの豚野郎!」

という状態
すなわち危険

でもね、さすがに店員も驚いていたので「許してやる」って言ってやったのさ。
なんてデキタ人間なのでしょうか・・・すばらしいね私ってば

無礼を重ねた人間に対し、許してやったからね。


でもね、最後には「金をやる」って1万円を渡したのよ。おつりはもらったけどね。

一方、店員は引き攣った笑顔で「ありがとうございます。またご利用ください」とのこと。
その引き攣った笑顔に対し、さらに教育をしてやろうと思ったが、我慢した。


意気揚々と会社に戻り、重たい子供たち(ポリタンク6個)をうんしょ、うんしょ、と運んでいる。
「お前たち本当に重たくなったなぁ」「大きくなったなぁ」なんて事を口走っているのさ。私は、自分の子供たちの成長を嬉しく思う親の気持ちはこんな感じだろう。と妙な確信を持ったね。

そして、子供たちをオフィス内に入れてやった。
私はエレベーターで1階に降りた。
私は車を駐車場にインサートした。
エレベーターで6階まで登った。
ドアを時計回り方向へ回した。
ドアを開けた。

そこで私が目にした光景は・・・!!!!


子供たちがそのまま放置されているではないか!

社内の誰も奥まで運んでくれていないじゃないか!

私は、当オフィスにいる社員全員を呪った

その社員だけでなく、その人間を創り出した親を呪った

その社員だけでなく、その人間を創り出した社会を呪った


「アビラ・アビラ・アビラ・アビラ・ハイッ!」という秘密の魔法で呪った

そこで私は「この子達を見捨てないでーー!」「暖かい所へ連れて行ってあげてーー!!」と言ったのさ。

さあさあ社内は騒然で静まり返ってしまいましたよ・・・

とまぁそろそろ時間ですね。


「ライフデザイナー」

壮大なテーマですね。今の私の技量ではライフデザインできませんよ。

さぁさぁ果たして私は何処へ行くのでしょうか

私のライフデザイナーは何処にいるのでしょうか?

そんなことを思って右を向いてみたら・・・いた!!!

おった!

びっくりした。

すかさず私はライフデザイナーに問いかけたのです。

「私はこのままエリートコースを進むのでしょうか?」
「それとも、正気と死期を彷徨ふのでしょうか?」と

そいつの返答は、ヘラヘラと笑いながら地獄を指差していたので、俺はそっぽを向いてやったのさ。へへへ・・・


ただ「お疲れ様です」「ご苦労様です」の一言が欲しいだけかも知れません。
本来、そんなものかも知れませんね。
「最近寒いから暖かくしようよ」という世界へのメッセージかもしれません。




黒子





投稿者:
黒子 、ブログ名: 極東最前線、日付: 1/29/2006 12:54:10 午後

2006/01/25

『苛立ちは現代の伝染病だ』へのコメント

極東最前線:『苛立ちは現代の伝染病だ



コロンコロコロヒュー-ーー ストン

カッキーン!!

松坂が投げた球と同時に、小さめの2つの球をとらえて3つの球は場外に消えていった・・・

そう、オイラはプロ野球に入団1年目のルーキー。新人王間違いなしといわれるルーキー。

インパクトの感覚に違和感を感じながら、フォロースルーしている。なぜなら、3つの球を同時に場外に飛ばしたからね。

その球が、まさか警察の目玉とは・・・
知る由もない。
まぁいいか・・・
要は、場外か場外では無いかのどちらかなので・・・



ふと私は、昔、自分が小さかった頃を思い出した。
小さい頃と言っても「幼少時代」だとか「数年前」という意味では無く、本当に小さかった頃だ。すなわち身長が170cmぐらいの時の事を思い出した。

現在の身長は325cmと大きい。
というよりも大きいにも程があるぐらいに大きい。
もはや、人間であることを疑わなければならないぐらいの大きさ。すなわち巨大だ。

なぜにここまで大きくなったか?

・・・私は知っている。

願いが叶ったのだ!

(回想)
ある日の夜中、
私は、幼少時代の夢(場外ホームランを打つこと)と現実(うだつの上がらないサラリーマン)の違いに幻滅していた。
「あぁ、俺の腕が3倍ぐらいの太さになって、強靭な肉体が手に入ったならば・・・アホみたいに場外ホームランを打てるのになぁ」
「俺を取り巻く時間が半分になって全てがゆったりと時間が流れれば・・・150kmの投球も75kmぐらいの棒球に見えて、俺の情けないスイングも台風のように風を切り裂く。よって場外なんだけどなぁ」
と・・・
(回想終了)

そして、願いは叶った!
後者の「時間のスピードを半分にすること」はできなかったが、前者の「強靭な肉体」を手に入れた。

自由に、肉体を大きくしたり、普通にしたりできるようになっていた。びっくりした。
身長を200mにもできるし、8万kmにもできる。そんな肉体を手に入れていた。

この騒動は、世界を震撼させ、ビックニュースになった。

一部の学者は「放射能の影響だ!」と言っていた。

「ちゃうちゃう違う。祈りですよ。」と私は言ってやりたかったが我慢した。

国連は「生物なのかどうかは不明だが、地球規模の兵器だ」と正式に発表した。

テーマパークのDもUもWも「うちにきてくれないか!?」なんて数百億円を提示してきた。


イロイロと悩んだ結果・・・私はプロ野球の道に進んだ。契約金は覚えていない。

なぜプロ野球か・・・?そうですよ!
場外ホームランが打ちたかったからですよ。

試しに1球やってみますか・・・練習試合にて
そしたらとりあえず5メートルぐらいになってみて・・・と

フルスイング!!!

ガガガキーン!

楽々場外へ!

ほぉぉっ・・・!!!!!!!!


「飛ぶねえ!やっぱり巨大人間はちゃうなぁ」
なんて事を友人から言われちゃったから、やるしかないと思いプロになった。

でもね、恥ずかしながら開幕戦でね、調子に乗って大きくなりすぎたせいで東京ドームの天井を突き抜けてしまったんですわ!
ひひひ・・・間抜けでしょう。
そしてね、私はね「天井低すぎるわ!」なんて笑い逆ギレしてね、キレイに天井とってやったんですわ。
すでに、ドームじゃないっつうの!!!(笑)
でもね、上原の球がゴマ粒みたいで全然打てへんのよ。
俺から見たら小さな※キンケシが150kmの球投げるようで。それを爪楊枝で打つんだから無理でしょうね・・・えへへ

※キンケシ  意:キンニクマン消しゴム
            「黒子苑」より

お茶目な私は人気者になったが、男性として愛してくれる女性はいなかった。
悲しいね・・・

と現実に戻った。
場内は沸いていた。世界ホームラン記録を塗り替えて、今も尚、更新中の私を賞賛した。
寂しい気持ちを抱えながら、大股でダイアモンドを一周する・・・

とホームベースを踏んで、バックネットを振り帰った、その瞬間!

バイーーーーッン!!!

と目玉が地球を1周して私の目玉に当たったと思うと、私の目玉は薄汚れたものになっていた。本来あるはずの私の目玉は心無い観客によってすでに持ち帰られている。
あぁぁ・・・
バランスの悪い目玉が両方に装備されている。右目は乱視、もうひとつは変形している。


このさきどうなるのか・・・
とりあえず野球はできんな。
だって、薄汚れて変形してるからね。

以上

最後に5.7.5でしめたいと思います。



鬱病に

がんばれなどと

言ふなかれ



続きまして


鬱病に

お前、鬱病だからってなんだって許されると思うなよ!金もらっている以上、責任は果たさんとイカンヤロ!この愚図!と

言ふなかれ


黒子

2006/01/21

『少年Z』へのコメント…

極東最前線:『少年Z



黒子より

こんにちは、すっかりお馴染みのコメンテーター黒子です。

少年犯罪とは興味深いテーマですね、今回のテーマについては私も黙ってはいられませんね。
なんせ、私は小学生から高校生までの数々の少年たちと関わり、日々、研究をしていますから・・・。
「今も昔も少年達には大差無く、いつの時代でもよくある出来事だろう」との極東さんの指摘は響きますね。
私もマスメディアの商業的過大広告には些か憤りを感じております。「そんな事は今更始まったことじゃねえよ!」ってね

そこで、現代社会に生まれ、育った私を含めた20代30代40代は少年犯罪に対して何ができるのでしょうか・・・?

今日は前向きな意見を投じようと思っています。
よって今回のテーマは「少年犯罪を無くす為、私たちになにができるのか?」です。


ある人は、お金持ちになって地球を買い戻すべく働きをするでしょう。
ある人は、歌を歌い世界平和の為に喉を潰すでしょう。
ある人は、一流のスポーツ選手になり子供たちに夢を与えるでしょう。
ある人は、政治家になり「国民」に影響を与えるでしょう。
ある人は、安易に少数派に賛同することなく、沈黙を守るでしょう。
ある人は・・・・・・

と、いろいろな手段があると思いますが、ここで一つの疑問が生まれます。

というのは「本気で少年犯罪を無くそうと思っている大人がどれだけいるのか?」ということです。
先日、日本では成人式で多くの新成人が誕生しました。
誤解があるといけないので「成人」というのもを定義しましょう。
決して「20歳になること」などの間抜けな定義ではありませんよ!

では、私(黒子)の※成人の定義とは何か?

答えは「悪いけど、わかりません」
まっさきに「わからない」と言っておきます。そんな重大な事を定義できるような偉い人間ではありません。
ええと・・・別に逆ギレしているわけでもないですよ。
単純にわからないのですよ。なんとなく定義すると「責任者」ですかね☆

そこで、成人諸君に質問です。
「自分は教育者、指導者としての自覚と意識はありますか?」


ある作家さんが「子供達が曲がってしまうのは、カッコいい大人がいないから」と記していました。
そうだとも言えます。
ある政治家さんは「文部科学省が現場の事を理解していないから」と言っています。

フンフン・・・なるほどね

でもね、「やれ社会が悪いやら、PTAが悪いやら、親が悪いやら・・・」

もうたくさんです。ウンザリです。
その戯言をたたく口に、メッ!メン!メン!

ここで、そんなみなさんに「詩」を捧げたいと思います。

「ウニ」

槍で

槍で

差してやる

指で

指で

差してやる

※汚れた空気が原因だ!汚れた地球が原因だ!

方針で

常識で

差してやる

四方八方に

四方八方に

差してやる

※汚れた空気が原因だ!汚れた地球が原因だ!×2


歌:黒子 like a 暴れ馬




周りをどうのこうの言う前に「オマエハドウナンダ!」ってなもんですYO。

結局
『進むべき方向が定まっていないから、四方八方に分散するんだな』
と思います。

成人諸君ができることは子供達に方向性を示すような言葉をかけるのですよ

「君がバットで素振りをしているのは、将来の子供達が夢を見れるような社会にするためだよ」って

「なぜ、勉強しないといけないかっていうと、汚れた土地を買い戻す為だよ」って

「なぜ、大学に進学しないといけないかっていうと、あなたが社会を変えないと誰も変えてくれないからだよ」って

でもね、私(黒子)に何ができたかっていうとなにもできていません。


「いやいやちょっと待ってくださいよ!それは黒子さん飛躍した意見じゃないですか!
何もできてへんやないかい!いきなり責任転嫁してどういうことですか!?偉そうに!無責任の極みじゃないですかー」
と反論することでしょう。
はい!ご意見頂きました!
それです。

そのパワーを貯めて、前向きに発散しよう。
以上

追伸:朝、すれちがった人達に「おはようございます」と大きな挨拶をしてみましょう。
おそらく、驚かれるでしょう。少しだけ損をした気持ちになるはずです。
でもね、毎日続けるとムコウから「どうも・・・」とあいさつが返ってくるでしょう。

そんな発展を夢みて

今日は、かわいいあの子に告白をしよう!

失恋連続53回に終止符を打つべく!

打つべし!打つべし!打つべし!

結果は次回の黒子にて・・・



さらば、54回目の恋(滝眼球)


黒子


2006/01/19

『スットコ社会悪』へのコメント…

極東最前線:『スットコ社会悪


黒子より

コメンテーターの黒子です。

この作品を読んで感想を書きます。



自分と他人 
嘘と真実  
常識と非常識 
平和と戦争  
罪と罰    


↑これらは相反するようで、近い存在であります・・・

なんていう下りで始まる文章は、ネットで死ぬほどありノーマルすぎるので、他の話題を書きたいと思います。



そうです!「私はオリジナルが好きなんです。というよりもオリジナルじゃないとダメなんです・・・」




↑なんていう下りから始まる書物もたくさんあります。よってノーマルなので却下!
もっとアブノーマルに!
コォーー・・・ホーー・・・

だから、そんなことは、あえて書きません。宣言します。

しかしながら、そんなこんなで八方塞がり!私(黒子)はピンチに立たされた。書くことが無い
悩み 悩む とにかく悩む(嘘です!なぜか即効湧き出ます。like a 眼球)

そして・・・「一般的なのがやっぱりいいなぁ」なんていう結論に達しましたので「鉄アレイⅡ」はケースにしまって、鼻歌でも歌う事にします。

そうです!決めました!今日のテーマは至ってノーマルです。

下記のデータを参照ください。



自分と他人 30400000件
嘘と真実  62600件
常識と非常識 17500000件
平和と戦争  99200000件
罪と罰    12600000件

「件」と書いてあるのは、インターネットでの検索件数結果です。

中でも「戦争と平和」についての件数が群を抜いてダントツですね。

そこで、今日は世界で一番、一般的な話題「戦争と平和」について書こうと思います。

私は日本に生まれ日本に育った在日韓国人ですが、イマイチ戦争というものがピンときませんので「戦争」を「ケンカ」と呼ぶ事にします。

戦争の側面にある社会的背景は全く抜きにして話しをすすめます。

みなさん、こんなことよくないですか?

じゃれあっていた兄弟の弟の方の腕が、不注意にも兄の顔面に強く当たってしまった為、殴り合い。「オマエがさきにやったんやろぅ(兄)」「そんなに強くやってないわ(弟)」「マジ痛いわ折れたぞ!どうしてくれるんや(兄)」「ウソつけ!(弟)」「ホンマやわ!(兄)」「おまえには限度と常識がないんじゃ!(兄)」「非常識なのはそっちじゃ(弟)」「お前なんか、罪の意識に襲われてしまえ!(兄)」「お前の親父に罰が下るわ(弟)」「お前と俺ではメンタル的に違うんやぞ(兄)」

ほらね・・・
よくあることでしょ・・・

笑顔を絶やさずに・・・
そうだ!きれいなお花を見たらみんなに伝えてみよう


黒子










インターネットってすごいな
       12300000件
極東最前線 闘い katoh 1件


『二天一流』へのコメント…

極東最前線:『二天一流


黒子より

コメンテーターの黒子です。

おそらく↑の方に「匿名ユーザーからのコメントです・・・」というメッセージが入るにも関わらず名を名乗るとは、律儀というか、無法者というか・・・

まぁ・・・そんな間抜けな事は大した問題じゃなく

私(黒子)がこの作品を読ませて頂き、今日一日考えていた事は

「なぜ故に人は落ち込むのか?
なぜ故に人はフラれたら泣いてしまうのか?
フラれるとなぜここまで辛いのか?」

という疑問 
     
いわゆるQ&A

「性欲」「食欲」「睡眠欲」という人間本然の持つ3大欲求に、おおかた関係してくる事なので、生物としてわからなくもないのですが、例えばの話、睡眠欲だった場合「昨日、寝不足だったので一日中泣いていました」なんて事を聞いた事無い。
食欲の場合「腹が減ったので、性欲も眠る気もありません。というより眠るイメージが湧きません」というのも同じく 無い

そこで、「失恋したので鬱病っぽいのにかかり自分自身の最終権利(自殺)を主張してしまうかもしれません・・・」
なんて事を言ってしまう人に対してこんな事を思います。

『たかが、「性欲」が果たせなった為に泣いてしまうのはいかがなものかなぁ・・・少々、年齢を重ねれば失恋の一つや二つぐらいはあるでしょうに!こんな事は、高校時代から、よくある出来事じゃないですかぁ。・・・っていうかそもそも昔からうまくいったことなんてないんじゃないですか!?
タフネスさが足りんわ君!
人生はもっと厳しいことがありますよ。もっとがんばりなさい。
イチイチそんなことで落ち込んで
ソーゲル※貯めてるつもりかも知れんけど、ムダだよって!貯まらんよって!誰も同情なんかせんよって!子どもがみてるよって!隠れなよって!誰もついてきてないよって!元気だせよって!周りを見てみなよって!かわいい子ばかりでゴックン系ですよって!てなものです。
以上 私(眼球以外)の見解はこうです。

※ソーゲル
意:(社会主義的考え) 
        「黒子苑」より



ここで「詩」を紹介します。

『盲腸と眼球は紙一重』

前を向いて

横に語る

真実を伝えたくて

おどけてみせるフリをしているのかしたいのか・・・

オリジナルが好きなんだ

でもそれが常識なんだ 


歌:黒子 like a 眼球は滝のように


この詩は「そうさオレは泣いている・・・なぜだ?それも一日中!眼球は、もはや自分の支配できない状態になったのか
支配できないものなんて不要な自分の一部 

・・・まるで盲腸みたいだなぁ」
なんてことを思って書きました。


ああああああああ!!!
ピッピーン!ときた
ヒ・ラ・メ・イ・タ !!!
なるほど
「涙と性欲」「排泄物と食欲」「寝汗と睡眠」

欲求の排泄物と捉えればツジツマがあう。

すなわち「涙は排泄物なのだから!出続けてもしょうがないじゃない!私は人間的、メンタル的、社会的弱者じゃないよー」

なんてうそぶきながら・・・
でも明日は、明るい未来に向かってがんばろう



よく眠って、朝の笑顔を絶やさず人には優しく・・・


黒子


『天叢雲剣 vs エクスカリバー』へのコメント…

極東最前線:『天叢雲剣 vs エクスカリバー


一般的にいうとあなたは自意識過剰で勘違い野郎!
ぴったりの表現ではなかろうか・・・ しかしながら人間(僕)というものは、肯定的な意見をフンフンと気持ちよく聞いてはいるものの逆にのちのちの不安や焦燥に駆られる事もしばしばあります。「君は最高だ!悪い所がひとつも無い!」的な言葉をかけられたら、嬉しさ半分「ホンマ!!?」(疑)半分となります。ワンマン社長に上司がいない為にうつ病!という状態でしょうか。逆に否定的な意見に安心し、自己確認をしているのでは・・・という考えもあります。というのは、反論されることによって自分が善or悪 もしくは多数派or少数派の認識をしているようです。そのウラには「自分は社会に貢献できるのだろうか?」や「りっぱな大人になれるのだろうか?」
などの手ごたえを欲しているのでしょうか。私はその感情について「社会的地位への不安が大きい」と感じます。誰よりも普通で常識人になりたいと願う変態。できないから望む。でもできない・・・よって不安。私もたまに(年に1回ぐらい)自分に対して正直になる時がありますが、一瞬泣きます。14歳のときに「こんな大人になる!」という未来像を思い出しては、今のブヨブヨの自分を見て「こんなはずじゃなかっただろう・・・」(悔し泣き)てなもんですよ。ただし、一瞬だけ泣きます。なぜかっていうと少しだけ大人になったからです。いきなり号泣するとおかしいと思われてしまうからね。だから、泣きたいのを我慢して一瞬にとどめるんです。



『極東最前線の夜更けです』へのコメント…

極東最前線:『極東最前線の夜更けです


黒子(くろこ)より

こんばんは、コメンテーターの黒子です。私自身も自分を再認識し、新たなる時代の幕開けに興味がありメッセージを送らせていただきます。決して、極東さんの作品達に対し評価をする為ではなく、私自身の再確認の為に送らせていただきます。
「平和と平穏を祈るが故に、殺戮を繰り返す人間心理(戦争心理)」に非常に興味があります。というのも、私も同じく日々に憤り、怒り、不条理を強く感じているからでしょう。
その怒りは、さらなる怒りを産む事を知っていながら・・・

私自身も誰からの賞賛を受けたいわけではなく、作品に対して私が感じた気持ち(エモーション)をできるだけ分かりやすい言葉で伝えたいと思っております。
埒があかなくなるまで、やってやりましょう。そんな気持ちです。

ここで「詩」を紹介したいと思います。

「世界」

道行くあの子が

世界を背負っているらしい

道行くあの子が

世界を救うらしい

でもあの子は死ぬんだってさ

私は何もできないのか?

作 黒子feat親心